成人の反対咬合症例です。奥歯(青矢印部)は噛んでいますが、前歯(緑矢印部)は、すれ違いまったく噛んでいません。奥歯ばかりに強い咬合力が加わるため、奥歯を割ったり、欠けさせたりしながら、失っていきます。奥歯を失った後には、噛み合わない前歯だけが残り、入れ歯も満足に入らない状態になってしまいます。 前歯も咬み合わせに参加させ、全部の歯でバランスよく噛む力を負担することで、歯の寿命を延ばしていきましょう。 |
術前 | 術後 | |
術前 | |||
反対咬合では、笑顔に不可欠の上の歯が見えません。 | |||
前歯が咬み合わせに参加していないことがわかります。 | |||
治療中 | 1 | ||
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1 上の歯にもワイヤーを取り付けたいのですが、まだ取り付けられません。先に下の歯のみワイヤーを取り付け矯正治療を開始します。 2 何とか、上の歯にもワイヤーを取り付けられました。 3 少しずつ、上の前歯が見えるようになってきました。 4 上の前歯が、下の前歯の前方に移動してきました。 |
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術後 | |||
上の前歯を見せて、笑顔を作ることができるようになりました。口元がスッキリして、口元が明るくなっています。 | |||
前歯もしっかりと咬めるようになっています。前歯・奥歯バランスよく噛む力を分散できるようになっています。 |